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人畜共通感染症とは
人畜共通感染症とは、WHOの定義でいえば「脊椎動物と人との間に自然に移行する疾病および感染症」のことです。なお人畜共通感染症は、人獣共通感染症や動物由来感染症などとも言うことがあります。
人畜共通感染症の病因として、ウイルス・プリオン・リケッチア・クラミジア・細菌・真菌・原虫・蠕虫・節足動物があります。これらの病原性微生物は、ペット・家畜・野生動物から、接触の仕方・頻度・接触時の状況などによって、様々な感染経路を経て私たちの体の中に浸入し、体内の環境で増殖の足がかりを築き上げます。
ただし体内に病原体が入ってくるだけで、人畜共通感染症にすぐにつながるわけではありません。発症に至るには、感染した人の体力などの抵抗する力や、侵入した微生物の状態や毒性等との複雑な要素が関係してきます。
感染すれば何らかの生理的障害が体に生じるものですが、感染が体の中でどういう状態にあるかで、いくつかの呼称がつけられています。体の一部が感染した局所感染や、全身に広がった全身感染、病的な変化は伴わない潜伏感染、抵抗力が低下した時に症状を引き起こす日和見感染、などがあります。